石造明神鳥居

更新日:2017年12月28日

石造明神石鳥居(河高住吉神社)

石造明神鳥居

読み方(ふりがな)

せきぞうみょうじんとりい

員数

1基

指定内容

建造物

所有者

住吉神社

管理者

加東市河高地区

所在地

加東市河高字宮の本2400

指定年月日

1967年(昭和42年)3月31日

公開・非公開について

公開しています。

その他

河高住吉神社の参道に建立されている石鳥居です。柱間が2.5m、高さが2.8mを測るもので、柱幅と高さがあまりかわらないという特徴から明神型の石鳥居と位置づけられています。本例と類似するものとして、上田地区の大芋神社と小野市近津神社、福崎町岩尾神社の例などがあげられます。

嶋木の長さが笠木に比べて短く、端部が大きく反りかえっている点で大芋神社例とは大きく異なっています。また、木鼻も柱からかなり突出しています。また、柱が太く断面がやや方形状を呈したところに特徴があります。これらは四角形の角柱の角をはつり、加工したようで、大芋神社のものより丸みがあります。加工は柱などはノミではつり、笠木や島木にはノミタガネで加工した痕跡が残されています。

上部に掲げられている扁額は補修されたものです。現在では柱の下部には、コンクリ-トで補強された台座や亀腹が設けられています。柱の基礎は、自然石が埋め込まれていました。

この鳥居は、加西市域で産出される高室石製のもので、室町時代末期~江戸時代初期の石鳥居と考えられています。高室石の特性から長い柱を製作出来なかったことによって、これらのずんぐりとした形状の石鳥居が生み出されたものと想像しています。

なお、平成26年度の台風被害によって島木・貫が破損・倒壊し、修復作業を実施し再建しています。

地図情報

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