厨子及び仏壇(掎鹿谷地区)

更新日:2018年08月17日

厨子及び仏壇(掎鹿谷地区)について

読み方(ふりがな)

ずしおよびぶつだん(はしかだにちく)

員数

1基

指定内容

建造物

指定記号

所有者

掎鹿谷地区

所在地

加東市掎鹿谷535

指定年月日

1985年(昭和60年)3月27日

規模または寸法

桁行(けたゆき)四間、梁間(はりま)六間、一重寄棟造、板葺

制作年代

室町時代末期頃

公開・非公開について

普段は公開していません。

その他

室町末期の建築様式を示すのが、掎鹿谷薬師堂の厨子と仏壇{須弥壇(しゅみだん)}です。仏壇{須弥壇(しゅみだん)}は唐様(からよう)で中央の羽目板の上下に繰形(くりがた)を何段にも重ねた精巧なものです。羽目板の中央に格狭間(こうざま)絵模様を描き、壇上に高欄(こうらん)のない方一間の厨子をおいています。後に厨子の前面左右に脇間をつけ加えて脇仏を祀ったようです。正面付近を補してやや外観を損じたのは惜しまれます。厨子は丸柱をたて、柱上の組物も精巧なものです。二重の軒には軽快な反(そ)りがあり、棰(たるき)も密で時代の特色をよく表しています。

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