宝篋印塔(安国寺)

更新日:2018年08月17日

宝篋印塔(安国寺)について

読み方(ふりがな)

ほうきょういんとう(あんこくじ)

員数

1基

指定内容

建造物

指定記号

所有者

安国寺

所在地

加東市新定851

指定年月日

1985年(昭和60年)3月27日

規模または寸法

塔:総高173センチメートル

制作年代

嘉吉(かきつ)の乱{1441年(嘉吉元年)}後まもないころの造立と推定される。

公開・非公開について

公開しています。

その他

1441年(嘉吉元年)赤松満祐(あかまつみつすけ)は京都の私邸で室町幕府6代将軍の足利義教を殺害し、将軍の首級を奉じて播州河合(小野市)の堀殿城に帰りました。そこから足利ゆかりの安国寺(加東市新定851)まで大行列で運び、播州の禅僧を多数集め、盛大な法要を営んで葬ったと伝えられています。これを「嘉吉の乱」とよび、「嘉吉物語」や「嘉吉太平記」に詳しく記されています。

首塚には凝灰岩(ぎょうかいがん)製の宝篋印塔(ほうきょういんとう)が築かれており、その様式、手法もこの時代に一致するものと思われます。

塔は総高173センチメートル、一重の反花座(かえりはなざ)付基壇上に立っています。台石は各面とも輪郭の内に格狭間(こうざま)を、上部は反花(かえりはな)を刻んでいます。軸石の四面に蓮華座(れんげざ)付月輪と金剛界の四仏の種子を刻んでいます。笠の隅飾りは二孤で輪郭をまいています。四角で構成された石塔です。

 

地図情報

この記事に関するお問い合わせ先

加東市 教育委員会 教育振興部 生涯学習課 文化財係
〒679-0212
兵庫県加東市下滝野1369番地1(加東市地域交流センター内)
電話番号:0795-48-3046
ファックス:0795-48-3047
メールフォームによるお問い合わせ