制札及び制札箱(清水寺)

更新日:2018年09月07日

制札及び制札箱(清水寺)について

読み方(ふりがな)

せいさつおよびせいさつばこ(きよみずでら)

員数

制札3枚、箱1箱

指定内容

歴史資料

指定記号

所有者

清水寺

指定年月日

2004年(平成16年)12月22日

制作年代

中世制札

赤松制札:1519年(永正16年)3月銘

三好制札:1557年(弘治3年)12月銘

近世制札

池田制札:1613年(慶長18年)12月18日銘

規模または寸法

赤松制札:幅278ミリメートル、長さ322ミリメートル、厚さ16ミリメートル

三好制札:幅376ミリメートル、長さ428ミリメートル、厚さ8ミリメートル

池田制札:幅427ミリメートル、高さ302ミリメートル、厚さ10ミリメートル

制札箱:外寸で横489ミリメートル、縦406ミリメートル、高さ121ミリメートル

公開・非公開について

普段は公開していません。

その他

清水寺は什物として中世制札2枚と近世制札1枚を1箱に収めて保管しています。

赤松義村三奉行の1519年(永正16年)銘、三好長慶の1557年(弘治3年)銘の中世制札は、清水寺文書の天正8年~慶長4年における執行渡物日記に保有していることが記載されている資料です。

赤松制札は、アカマツと思われる板目材を将棋の駒風に加工したもので幅278ミリメートル、長さ322ミリメートル、厚さ16ミリメートルを測ります。墨書がよく遺存して保存用の正文です。

三好制札は、ヒノキの板目材を使用した幅376ミリメートル、長さ428ミリメートル、厚さ8ミリメートルのものです。制札の上下には掲示する案文を意識して意匠したような角材が木釘で後補され、その際この角材に合わせて数ヵ所を薄く削って調整しています。本品も赤松例と同様保存用の正文です。

池田制札は、アカマツと思われる板目材を横長に使用したもので、幅427ミリメートル、高さ302ミリメートル、厚さ10ミリメートルを測ります。裏面はヤリガンナによる成形痕がよく遺存しています。屋根部には鉄釘が打ち込まれ、錆により一部腐食しています。本品も正文です。

制札箱はアカマツ材を使用したもので、外寸で横489ミリメートル、縦406ミリメートル、高さ121ミリメートルです。内面および框部分や蓋に墨書があり、三枚の制札を保管するために作製された箱であることがわかります。

この記事に関するお問い合わせ先

加東市 教育委員会 教育振興部 生涯学習課 文化財係
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