熱中症は予防が大切

熱中症とは、高温多湿な環境に長時間いることで、体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態を指します。気温が高い日だけに限らず、湿度が高い日や風が弱い日なども熱中症の危険があります。屋外だけでなく室内で何もしていないときでも発症し、救急搬送されたり、場合によっては死亡することもあります。特に、高齢者や乳幼児、持病のある方は、体温調節機能が十分に働きにくく熱中症になりやすいため、十分に気を付けて過ごしましょう。 周囲の方からも積極的な声かけも大切です。

・エアコン、扇風機を上手に使用

・遮光カーテン、すだれ、打ち水を利用する

・保冷剤、氷、冷たいタオル等で、体を冷やす

・こまめに水分補給　※1日当たり1.2L(コップ約6杯)が目安

・ 涼しい服装を心がける（外出時は日傘や帽子、通気性のよい衣服を着用）

※『熱中症警戒アラート』発表時は、外出を控え、暑さを避けましょう

めまい、立ちくらみ、生あくび、大量発汗、筋肉痛、筋肉のこむら返り

　　↓　症状が進むと…

頭痛、嘔吐、倦怠感、判断力・集中力の低下、虚脱感

・エアコンが効いている室内や風通しのよい日陰など、涼しい場所に移動する

・衣服を緩め、首の周り、脇の下、足の付け根などを冷やす

・水分、塩分、経口補水液などを補給

※自力で水が飲めない、応答がおかしい、応急処置をしても症状が改善されない人を見かけた場合は、すぐに救急車を呼んでください。

熱中症の危険性が極めて高い暑熱環境になると予想される日の前日夕方または当日早朝に都道府県ごとに発表されます。発表されている日は、外出を控える、エアコンを使用する等の熱中症予防行動を積極的にとりましょう。