防護柵(侵入防止柵)の設置について

更新日:2021年01月14日

防護柵の種類と特性

防護柵は大きく分けて、障壁によって侵入を防ぐ「物理柵」と学習効果によって侵入を防ぐ「心理柵」の2種類があります。

金網柵(集落柵)設置のポイント

1 潜り込めると思わせない

防護柵の継ぎ目や、すそのすき間は特に狙われやすい。

 

対策

2 跳び越せると思わせない

低い柵や傾斜地に設置された柵は、狙われやすい。

対策

3 目の届く範囲に設置する

施行手順

施行手順は一例です。メーカーや商品によって手順は異なります。

電気柵(個別・グループ柵)設置のポイント

1 潜り込める・跳び越せると思わせない

電線の間隔が広くなった場所は特に狙われやすい。

対策

電気柵を適切に設置することが大切です。

2 しびれない電気柵は設置しない

 

しびれない電気柵は、電気柵の効果を失わせます。

一旦、しびれない電気柵を学習した動物は、警戒せずに農地に侵入するようになります。電気柵を設置する際には必ず電気を流し続けましょう。

電気を流さない時は、柵線を撤去しましょう。

十分に電気が流れていないと効果はありません。一般に電圧は5,000ボルト以上が必要と言われています。電圧はこまめにチェックしましょう。

柵線を張る高さにも意味があります。感電しやすい鼻先を確実に接触させるように柵線を張りましょう。

 

設置後の柵の点検について

柵は設置して終わりではなく、以後の維持管理が重要です。次の手引きを参考に、定期的な点検をお願いします。

 

参考・引用

兵庫県北播磨県民局加東農林振興事務所,『集落ぐるみで取組む!!獣害対策マニュアル』

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