水道事業の長期的な資産管理（アセットマネジメント）

水道事業におけるアセットマネジメントは、水道施設の更新計画を策定するにあたって、財源の裏付けを持った投資計画が同時に必要となることから、その更新需要と財源状況を試算するための手法のひとつで、更新計画や財政計画を作成するための基礎資料となるものです。

加東市では、将来も持続可能な水道事業の基盤を構築すべく、2018（平成30）年3月に水道事業経営戦略を策定し、その一環として、厚生労働省が提供するアセットマネジメント作成の簡易支援ツールの使用により、更新需要を試算し、投資・財政計画を作成しました。

このたび、当初のアセットマネジメント計画に加味されていなかった水道法の一部改正に対応した水道施設台帳の情報を使用するほか、物価上昇等による工事費の高騰やコスト縮減策を盛り込み、全体をレベルアップさせた新たなアセットマネジメント計画を作成しました。

アセットマネジメント計画

アセットマネジメントでは、中長期的な視点から、水需要や施設・管路更新需要の見通しを立て、50年間の収支均衡を図った財政計画としています。

なお、資産の更新需要に合わせた財政状況を試算していますので、将来の料金水準も試算していますが、これらはあくまでもすべての水道施設を一定の条件下で更新した場合の試算結果となることから、この水準で料金改定を行うといったものではありません。

実際の更新計画の策定には、ダウンサイジングや施設の統合、経営改革など様々な要因を含めて、PDCAサイクルを活用し、評価、検証による計画の見直しを行うことで、アセットマネジメント水準の向上を図ります。

アセットマネジメント計画において算出基礎とした投資予定のうち、施設及び管路の耐震化による更新計画の詳細を記したものです。

加東市上下水道部管理課
〒673-1493
兵庫県加東市社50番地庁舎3階
電話番号：0795-43-0533
ファックス：0795-43-0548
メールフォームによるお問い合わせ