基本設計について

更新日:2021年06月15日

社地域小中一貫校の基本設計が完了しました

社地域小中一貫校基本設計は、地域住民、保護者、教職員の代表者で構成される「社地域小中一貫校開校準備委員会」を中心に作成した、基本コンセプトに基づき、令和2年9月から令和3年3月にかけて検討を進めてきました。

教職員で構成する「教職員プロジェクトチーム」からいただいた、日常の教育活動に即した専門的な意見と、開校準備委員会の意見を参考に、学校と地域の思いをすり合わせ、基本設計が完了しました。引き続き、基本設計をもとに実施設計(詳細な設計)を進めていきます。

詳しくは基本設計(概要版)をご覧下さい。

基本設計の内容は、実施設計を進めるにあたり、変更となる可能性があります。

≪基本コンセプトに基づく設計内容≫

CONCEPT 1. 加東市がめざす小中一貫教育が推進できる学校

4-3-2制に適した教室配置をはじめ、異学年交流スペースを配置した交流棟を中心に、学校全体に賑わいとつながりが生まれ、学年の垣根をこえた活動を促します。また、各所にワークスペースを設け、主体的かつ共同的に学習できる環境を構築します。

CONCEPT 2. だれもが楽しく通える安全・安心な学校

登校時と下校時のバスロータリーを分けることで、自動車・自転車・歩行者の混雑を緩和し、児童・生徒の安全に配慮します。職員室は既存校舎西棟1階に配置し、正門・敷地北側・大グラウンドを管理しやすい位置とします。また、小グラウンドや遊具広場にも目が行き届くよう、増築校舎南側各階にティーチャーステーションを設けます。死角が出来にくい施設配置とし、必要に応じて、防犯カメラを設置します。

CONCEPT 3. 快適でゆとりのある学校

屋外運動場は小学生用と中学生用を整備することで、体格差による事故を防ぎます。やしろのにわや遊具広場を整備し、遊びの場を確保することで、児童・生徒がのびのび活動できるようにします。

CONCEPT 4. 地域を愛し、地域に愛される学校

地域や学校の歴史・文化を大切にし、保護者や地域住民と連携を深めることができる地域交流室を配置します。また、現在の社中学校のデザインを大切にしながら、地域のシンボルとなる施設とします。

CONCEPT 5. 管理しやすく、使いやすい学校

豊富な掲示や展示ができる使いやすい施設とします。また、既存校舎は長寿命化改修を実施し、増築校舎同様、将来にわたって長く使える施設とします。

≪施設の概要≫

●敷地面積 約70,000平方メートル

●建築面積 約10,300平方メートル

●延床面積 約20,800平方メートル

●構造 鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造

●規模 地上4階建て

≪災害対策計画について≫

地震に強い耐震構造の躯体とし、災害時の避難施設として開設できる施設とします。また、大雨時に、雨水を一時的に貯め、下流域に一気に流れ込まないようにする、調整池として大小グラウンドを整備し、地域の安全に配慮します。

≪開校時期について≫

社地域小中一貫校の開校については、これまで令和6年度を目指して計画を進めてきました。しかし、令和元年度に策定した「社地域小中一貫校基本計画」や令和2年度に実施した「設計業者選定のための公募型プロポーザル」において、増築校舎の建設に加え、既存施設の長寿命化改修工事を行う必要があることから、開校時期の延期が課題となっていました。

基本設計の中で、令和5年度中に工事を完了する方法がないか、様々な可能性も含め、慎重に検討を重ねてきましたが、工期を短縮することで、工事が集中し、騒音、振動、引っ越し、施設の使用制限など、生徒の安全や学習環境に大きな影響を与えることから、開校時期を令和7年度とすることを教育委員会で決定しました。

基本設計パース図

敷地南西上空からのイメージ図

≪かとうケーブルビジョン(KCV)放送 基本設計説明動画≫

この記事に関するお問い合わせ先

加東市 教育委員会 こども未来部 小中一貫教育推進室
〒673-1493
兵庫県加東市社50番地 庁舎4階
電話番号:0795-43-0562
ファックス:0795-43-0559
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