大芋神社明神鳥居

更新日:2017年12月28日

大芋神社石鳥居

大芋神社明神鳥居

読み方(ふりがな)

おくもじんじゃみょうじんとりい

員数

1基

指定内容

建造物

所有者

大芋神社

所在地

加東市上田783

指定年月日

1972年(昭和47年)3月24日

公開・非公開について

公開しています。

その他

上田地区内に位置する大芋神社の参道沿いに建立されています。

柱間が2.5m、高さが2.4mを測るもので、幅と高さがあまりかわらず、背が低いという特徴があることから、明神型の石鳥居と位置づけられ、河高住吉神社の石鳥居と同形態とされています。石材は加西市域で産出する高室石という凝灰岩が用いられています。

柱は四角形の角柱の角をはつって、加工したようで、柱の断面の形は、円形ではなく、隅丸方形をしています。また、全面にタガネで加工した痕跡が残されています。

一番上に配置する笠木とその下にある嶋木の長さがほぼ同じで、端部はほぼ垂直に加工されています。

額束は貫と嶋木の中心に掲げられており、『大芋大明神』と刻書されています。柱の中央付近は平らに磨かれて文字が刻まれており、寛永2年(1625)に大工として久兵衛があたって建立されたことや願主として周辺の集落の氏子の名前などが記されています。

こうした点から、本例は江戸時代初期の紀年銘をもつ遺品として貴重な存在といえます。なお、平成5年(1993)に解体修理を行い、その際に、額束をはじめ欠損部分を補修しています。ただ、高室石のもつ特性から、風雪によって劣化が進行しつつあるといえます。

地図情報

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