鉦鼓

鉦鼓
読み方(ふりがな)
しょうこ
員数
1口
指定内容
工芸
所有者
加東市中古瀬地区
所在地
加東市中古瀬225
指定年月日
2016年(平成28年)3月15日
公開・非公開について
普段は公開していません。
その他
雅楽の道具として用いられてきた鉦鼓は、阿弥陀信仰や念仏の普及に伴い、葬儀が営まれる際の集合の合図や、忌中に御詠歌を唱える際などに用いられる仏具として多くの地区で利用されています。
この青銅製の鉦鼓は、径21.4センチメートル、高さ5.6センチメートル、重さ2.54キログラムを測り、円盤形を呈し、底面の外周には緩やかな張り出しが付き、側面には紐を通すための吊り手が一対鋳出されています。
側面の吊り手の間に、「元徳参年五月八日實阿弥陀佛」と陰刻された銘文から、元徳3年(1331)に施入されたものあることがわかります。兵庫県下における中世期の在銘鉦鼓の遺例としては篠山市例に次ぐものとして位置づけられ、貴重な金工品といえます。
地図情報
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加東市 教育委員会 教育振興部 生涯学習課 文化財係
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更新日:2017年12月28日