河高・上ノ池遺跡出土祭祀土製品ほか一括
河高・上ノ池遺跡出土祭祀土製品
読み方(ふりがな)
こうたか・かみのいけいせきしゅつどさいしどせいひん
員数
33点(うち祭祀土製品15点、土器・石器類18点)
指定内容
考古資料
所有者
加東市教育委員会
指定年月日
2003年(平成15年)3月25日
公開・非公開について
普段は公開していません。
その他
河高・上ノ池遺跡は、河高地区の山麓に形成された扇状地上に立地する遺跡で、発掘調査の結果、古墳時代中期(5世紀後半)頃の竪穴建物址から、ミニュチュアの巫女・男女・子供・短甲・盾・勾玉・壺と考えられる土製品のほか、高坏・甕などが出土しました。
土製品は建物内の南東隅に壺を中心にかたまって配置されていたこと、調査地内に同時期の建物址が1棟のみしか見つかっておらず、最終的に燃やされたものと考えられる点などから、この建物は何らかの祭祀を執り行うための特殊な建造物で、土製品も祭祀のために用いられた器物であると推定されています。
奈良時代に編纂された『播磨国風土記』などに、荒ぶる神を鎮めるために人形を使ってお祀りが行われていたことが記載されており、こうした祭祀が5世紀後半にはすでに行われていたことを彷彿とさせる資料であり、また全国的にも希有な資料として重要です。
この記事に関するお問い合わせ先
加東市 教育委員会 教育振興部 生涯学習課 文化財係
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更新日:2017年12月28日