小丸山一号墳

小丸山一号墳
読み方(ふりがな)
こまるやまいちごうふん
員数
1基
指定内容
史跡
所有者等
民間企業
所在地
加東市吉馬
指定年月日
1991年(平成3年)3月30日
公開・非公開について
普段は公開していません。
その他
吉馬古墳群を構成するうちの1基で、直径約18m、高さ約2mの円墳です。この古墳は、同一墳丘内に2つの横穴式石室を内部に構築した、市内では唯一の一墳丘二石室墳(双墓)です。いずれの石室も全長は約8mを測ります。
1号石室には、土器類・鉄製の武器・馬具・玉類・耳環などの副葬品とともに、5体分の人骨が発見されました。また、出土資料の状態から、石室内に火がつけられていたことが判明しています。
2号石室は、副葬品などからみて、被葬者は1人と考えられます。
副葬品の特徴などから、この古墳は、6世紀後半頃に造墓されたと考えられます。
石室内に火をつける例は極めて少なく、遺体に火をつけて埋葬することを火葬と呼ぶとすれば、加東市域にはこうした火葬を想定できる古墳が数基確認されており、葬送儀礼を研究する上では極めて重要な資料です。
一墳丘二石室であるほか、火葬されるというと特殊性から兵庫県の指定を受けています。なお、この古墳は現在、民間企業の用地内にて保存されているため、一般公開はされていません。
この記事に関するお問い合わせ先
加東市 教育委員会 教育振興部 生涯学習課 文化財係
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更新日:2017年12月28日