虚空蔵求聞持法版木

更新日:2018年08月13日

虚空蔵求聞持法版木について

読み方(ふりがな)

こくうぞうぐもんじほうはんぎ

員数

1枚

指定内容

彫刻

指定記号

所有者

沢部地区

所在地

加東市沢部西開地484

指定年月日

2000年(平成12年)7月28日

規模または寸法

縦約97センチメートル、横約41センチメートル

制作年代

室町時代頃

公開・非公開について

普段は公開していません。

その他

この版木は、縦約97センチメートル、横約41センチメートルを測ります。

周縁部が腐朽しているのが惜しまれますが、版面の上部に宝相華(ほっそうげ)文、その下段に冠を戴き道服(どうふく)を着した北斗七星を表す「七曜」の像を、中央には大きく蓮華座に結跏趺坐(けっかふざ)した虚空蔵菩薩坐像が刻まれ、下部に「九曜星」の諸仏が描かれています。

こうした構図から、真言密教にある虚空蔵菩薩を本尊として、記憶力や集中力を増進させる修法である「虚空蔵求聞持法(こくうぞうぐもんじほう)」を行うために室町時代頃に制作された貴重な資料といえます。

地図情報

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