瑞神門

ずいじんもん

1棟

建造物

建

佐保神社

社777

2012年（平成24年）8月30日

三間一戸の楼門造（ろうもんづくり）、銅板葺の屋根は入母屋造、

桁行（けたゆき）8.5メートル、梁間（はりま）5.8メートル、高さ10.5メートル

江戸時代後期

公開しています。

参道沿いに建立された三間一戸の楼門造（ろうもんづくり）の建物です。銅板葺の屋根は入母屋造（いりもやづくり）で、南面し、その規模は、桁行8.5メートル、梁間5.8メートル、高さ10.5メートルを測ります。

扉は設けられておらず、脇間には随身像と狛犬が向かいあい、備え付けの賽銭箱などから参拝の機能も兼ね備えた建物であると言えます。また、上層・下層の2層構造となっていますが、各層の柱配置が一致しないという特殊な構造をしています。

さらに、外装に花鳥などの透かし彫りがみられ、内部の扉構え上には大きな竜を刻み、その前後の天井板一面に雲形を施すことで、強い印象を与え、参拝者が足を止める仕組みが付与されているといえます。

本例は、江戸時代後期の華麗な建築手法が取り入れられた、貴重な木造建築であると言えます。