本殿(山王神社本殿 厚利地区)

更新日:2018年09月13日

本殿(山王神社本殿 厚利地区)について

読み方(ふりがな)

ほんでん(さんのうじんじゃほんでん あっとしちく)

員数

1棟

指定内容

建造物

指定記号

所有者

加東市厚利地区

指定年月日

1985年(昭和60年)3月27日

規模または寸法

桁行(けたゆき)6間、梁間(はりま)6間

制作年代

1689年(元禄2年)

公開・非公開について

公開しています。

その他

鎌倉時代初期に創建され、1689年(元禄2年)に再建されたと考えられます。

祭神は大山咋神(おおやまくいのかみ)・大己貴命(おおなむちのみこと)ほか2神です。

三間社流造(さんげんしゃながれづくり)で、平入り正面に千鳥破風(ちどりはふ)、さらに軒唐破風向拝(のきからはふこうはい)をつけて屋根に変化をもたせています。本殿の中央部を空間として神輿(みこし)を納め、左右に二社を配置する形をとっており、近隣に例をみない建築様式です。手挟(てばさみ)の菊、枇杷(びわ)、椿、蟇股(かえるまた)の獅子、牡丹(ぼたん)、鶉(うずら)、兎と多彩であり、妻飾りは特に優れています。東西の二十虹梁(にじゅうこうりょう)の蟇股(かえるまた)は、東側にこの山王神社の伝説にちなんだ猿や杜鵑(ほととぎす)を、西側には雉(きじ)や鷺(さぎ)を配しています。木鼻(きばな)は、向拝(こうはい)に獅子鼻を配し、身舎(もや)においては象鼻に至る変遷の過程を見せています。

特徴ある山王鳥居は、1916年(大正5年)の建立です。

この記事に関するお問い合わせ先

加東市 教育委員会 教育振興部 生涯学習課 文化財係
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