六面石幢(朝光寺)

更新日:2018年09月07日

六面石幢(朝光寺)について

読み方(ふりがな)

ろくめんせきどう(ちょうこうじ)

員数

1基

指定内容

建造物

指定記号

所有者

朝光寺

指定年月日

1981年(昭和56年)5月22日

制作年代

1450年(宝徳2年)8月3日

規模または寸法

現高1.23メートル

公開・非公開について

公開しています。

その他

六角形の基礎の上に円柱状の幢身(どうしん)を立て、「宝徳二年(1450年)八月三日 願主敬白」と刻んでいます。幢身(どうしん)の上の六面龕部(ろくめんがんぶ)には各面に円光背(えんこうはい)を負う蓮華座(れんげざ)付き地蔵菩薩像を半肉彫りにし、そのうち相対する2体は錫杖(しゃくじょう)をもっています。

笠には、ほとんど軒反りがなく、直に立った蕨手(わらびで)には渦巻文の装飾があります。

その上に請花(うけばな)と宝珠(ほうじゅ)を載せています。請花(うけばな)は伏鉢形に、宝珠(ほうじゅ)は逆蓮華形になっています。

この石幢はいつの時期にか各部が分解したらしく現在セメントで接着していますが、幢身(どうしん)と龕部(がんぶ)の間にあったはずの中台は失われています。

凝灰岩でできていて、播磨の二大石材産地である高砂市竜山もしくは加西市高室の石である可能性が高いです。ただ、これらの作品をどこの石工がどのようにして制作したのかは、よくわかっていません。

この記事に関するお問い合わせ先

加東市 教育委員会 教育振興部 生涯学習課 文化財係
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