木造十一面観音菩薩立像(清水寺)

更新日:2019年02月19日

木造十一面観音菩薩立像(清水寺)について

読み方(ふりがな)

もくぞうじゅういちめんかんのんぼさつりゅうぞう(きよみずでら)

員数

1躯

指定内容

彫刻

指定記号

所有者

清水寺

指定年月日

1987年(昭和62年)3月31日

制作年代

平安時代中頃(10世紀後半から11世紀初め)

規模または寸法

像高139.3センチメートル

面幅14.7センチメートル

肘張49.8センチメートル

裾張40.4センチメートル

公開・非公開について

普段は公開していません。

その他

本像はヒノキの一木造り(いちぼくづくり)で、簡素な作りをしています。

また、刀技などからみて専門仏師による作像ではなく、素人の作であることが推測されます。すなわち、その一つ唇の表現では、上唇が鼻下から前へ張り出したように彫出され、上唇の線を作り出さない点などがあります。

しかし、この異形の仏像からはある種の宗教性ともいうべきものが感じられます。今まで文化財として指定されて来たフォーマルな仏像とは異なり、地方仏研究の観点、さらに民俗学的な見地からも貴重な存在であると思われます。

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