加東市の地域公共交通の崩壊を食い止めるための緊急アピール

更新日:2020年08月31日

加東市の地域公共交通の崩壊を食い止めるための緊急アピールを採択しました

  令和2年8月26日(水曜日)に開催した、第19回加東市地域公共交通活性化協議会において、新型コロナウイルス感染症感染拡大の影響により非常に大きなダメージを受けた地域公共交通を守り、広く市民や加東市を訪れる皆さまに地域公共交通を利用していただけるよう、「加東市の地域公共交通の崩壊を食い止めるための緊急アピール」を採択しました。

緊急アピールの本文

  加東市地域公共交通活性化協議会では、平成29年3月に加東市が策定した「加東市地域公共交通網形成計画」で目指す、「暮らしを支え、交流を促進し、地域が主体的に取り組む、持続可能な地域公共交通」を実現するため、学生の通学、高齢者の通院や買い物のための移動手段の確保はもとより、広く市民や加東市を訪れる皆さまに公共交通を使っていただけるよう取組を推進しています。
  こうした中、新型コロナウイルス感染症感染拡大の影響により、地域公共交通は非常に大きなダメージを受けており、路線バスでは、4月に前年同月比で最大65%の利用者の減少がみられます。このままでは、地域公共交通を支えている交通事業者の事業継続が危ぶまれ、仮にそうなれば市民生活にも大きな影響が生じます。
  各交通事業者は、密閉・密集・密接の3密を防ぐために、車両の換気や消毒、乗務員の健康管理など様々な取組を行っています。当協議会としても、このような各交通事業者の感染防止策の取組を広く知っていただき、利用促進に向けて必要な取組を実施し、地域公共交通を守っていきます。
  市民や加東市を訪れる皆さまには、社会を支える重要なインフラである公共交通の大切さをご理解いただき、感染防止に留意したうえで、電車、バス、タクシー等の公共交通を積極的に利用していただくようお願いします。
  また、加東市、兵庫県及び国土交通省には、このような地域公共交通の窮状をご理解いただき、持続可能な地域公共交通の維持・確保のため、さらなる支援を実施していただきたく、緊急アピールを行います。

    令和2年8月26日

                                                                加東市地域公共交通活性化協議会  会長  土井 勉