防護柵(侵入防止柵)の設置について
防護柵の種類と特性
防護柵は大きく分けて、障壁によって侵入を防ぐ「物理柵」と学習効果によって侵入を防ぐ「心理柵」の2種類があります。
金網柵(集落柵)設置のポイント
1 潜り込めると思わせない
防護柵の継ぎ目や、すそのすき間は特に狙われやすい。
対策
2 跳び越せると思わせない
低い柵や傾斜地に設置された柵は、狙われやすい。
対策
3 目の届く範囲に設置する
施行手順
施行手順は一例です。メーカーや商品によって手順は異なります。
電気柵(個別・グループ柵)設置のポイント
1 潜り込める・跳び越せると思わせない
電線の間隔が広くなった場所は特に狙われやすい。
対策
電気柵を適切に設置することが大切です。
2 しびれない電気柵は設置しない
しびれない電気柵は、電気柵の効果を失わせます。
一旦、しびれない電気柵を学習した動物は、警戒せずに農地に侵入するようになります。電気柵を設置する際には必ず電気を流し続けましょう。
電気を流さない時は、柵線を撤去しましょう。
十分に電気が流れていないと効果はありません。一般に電圧は5,000ボルト以上が必要と言われています。電圧はこまめにチェックしましょう。
柵線を張る高さにも意味があります。感電しやすい鼻先を確実に接触させるように柵線を張りましょう。
設置後の柵の点検について
柵は設置して終わりではなく、以後の維持管理が重要です。次の手引きを参考に、定期的な点検をお願いします。
集落柵点検指導の手引き(兵庫県森林動物研究センター) (PDFファイル: 6.9MB)
参考・引用
兵庫県北播磨県民局加東農林振興事務所,『集落ぐるみで取組む!!獣害対策マニュアル』
この記事に関するお問い合わせ先
加東市 産業振興部 農地整備課
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更新日:2021年01月14日