ため池を活用した治水対策の取り組みについて

更新日:2021年01月21日

ため池による治水対策について

 近年、記録的な大雨が頻発する中、ため池の貯留機能が注目されています。大雨前にため池の水位を下げ、一時的に雨水を貯留することで、河川等の急激な増水を抑え、洪水被害の軽減を図ることができます。また、ため池の決壊を予防し、直下流の家屋や農地災害等の被害を軽減することにもつながります。

加東市浸水被害対策指定貯水施設管理支援事業補助金

 加東市では、大雨時の雨水の流入に備え、期間(9月~10月)を定めて、雨水貯留容量を確保するために行う取り組みに対し、費用を支援しています。

1.補助要件

  1. 兵庫県総合治水条例第27条第1項に規定する「指定貯水施設」に指定されたため池。
  2. 9月~10月のうち少なくとも1月以上雨水貯留容量を常時確保すること。 なお、放流する期間の初日及び末日においても所定の雨水貯留容量を確保すること。
  3. 1箇所当たりの雨水貯留容量が3,000m3以上確保できるため池。ただし、1箇所当たり3,000m3以上に満たない場合は、同一の管理者が管理する複数の指定貯水施設の雨水貯留容量の合計が3,000m3以上であれば要件を満たすものとする。

  ※1から3の要件すべてを満たすため池が対象

2.活動内容

期間中に定められた水位の確保に必要な取り組み(施設の点検、操作、清掃)及び写真撮影

3.活動報告

活動終了後、指定貯水施設管理記録表と記録写真(1週間毎に水位を撮影した写真)を提出

指定貯水施設管理記録表

4.補助金額

ため池1箇所当たり35,000円/月×最大2ヵ月(9月~10月)

5.補助期間

ため池1箇所につき3年間(最大:35,000円×2ヵ月×3年=210,000円

※補助期間終了後も継続して活動を行う必要があります。

加東市内の取り組み状況

令和元年度・・・1地区   1箇所

令和  2年度・・・8地区 14箇所

取組前のため池の様子

取り組み前のため池の様子

取組中のため池の様子

取り組み期間中のため池の様子

取り組みを検討しているため池管理者の方は、下記お問い合わせ先までご連絡ください。

この記事に関するお問い合わせ先

加東市 産業振興部 農地整備課
〒673-1493
兵庫県加東市社50番地 庁舎3階
電話番号:0795-43-0519
ファックス:0795-43-0552
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