県民緑税を活用する事業

更新日:2021年01月26日

県民緑税を活用する事業

森林や里山、公園や街路の樹木などの「緑」は、雨水の貯留による洪水・渇水防止機能、二酸化炭素の吸収による温暖化防止機能をはじめ、気候緩和や大気の浄化、土砂の流出防止、火災の延焼防止、安らぎの空間の創出など多様な公益的機能を有しており、私たちの生活に密接に関わっています。

兵庫県は、豊かな緑を次の世代に引き継いでいくため、県民共通の財産である「緑」の保全・再生を社会全体で支え、県民総参加で取り組む仕組みとして、平成18年度から「県民緑税」を導入し、災害に強い森づくりや、環境改善や防災性の向上を目的とした都市の緑化を進めています。

平成30年7月豪雨等の災害の甚大化、頻発化により災害リスクは依然として高く、まちの中心部での緑地の割合の不足や緑の量の地域的な偏在があります。これらの状況を踏まえ、これまでの成果を生かした災害に強い森づくりと、都市の環境改善や防災性の向上を目的としたまちなみ緑化を今後も計画的に進めていく必要があることから、実施期間が令和3年度から5年間延長されます。

県民緑税とは

県民緑税

【個人】年額800円

注釈 住民税(県民税)と併せて納めていただいています。ただし、均等割が課税されていない人は対象となりません。

【法人】資本金等の額に応じて、年額2,000円~80,000円を納めていただいています。

詳しくは兵庫県のホームページをご覧ください。

緊急防災林整備

スギやヒノキの人工林が大半を占める危険渓流域において、流木・土砂流被害の軽減対策を実施します。また、斜面に下層植生を回復させて、表面浸食防止などの防災機能を強化します。

例:災害緩衝林・土留工の設置・シカ不嗜好性植栽

針葉樹林と広葉樹林の混交整備

適期に間伐がされず風倒しやすくなっている高齢人工林を部分伐採し、その跡地に広葉樹林等の多様な樹種を植栽することにより、気象災害や土砂災害の防災機能の高い森林へ誘導するための整備を実施します。

例:広葉樹林造成・作業道開設・土留工の設置

里山防災林整備

倒木や崩壊の危険性が高い集落裏山の山腹崩壊危険箇所において、森林整備と併せて簡易防災施設を設置します。

例:危険木伐採・本数調整伐・簡易防災施設の設置

野生動物共生林整備

野生動物による農作物被害が深刻な地域において、人と野生動物の棲み分けを図る緩衝帯(バッファーゾーン)を設置するとともに、シカ食害により荒廃した広葉樹林の整備を実施します。

例:有用低木植栽・管理道開設・シカ不嗜好性植栽

住民参画型森林整備

地域住民等による自発的な「災害に強い森づくり」活動に対し、資機材等を支援します。

例:放置竹林整備・バッファーゾーン整備・里山防災林整備

 

それぞれ整備事業には実施要件等が設けられています。詳しくは、加東市産業振興部農地整備課まで問い合わせください。

この記事に関するお問い合わせ先

加東市 産業振興部 農地整備課
〒673-1493
兵庫県加東市社50番地 庁舎3階
電話番号:0795-43-0519
ファックス:0795-43-0552
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