有機フッ素化合物(PFAS)
有機フッ素化合物(PFAS)とは
・有機フッ素化合物(PFAS)とは、炭素とフッ素の原子を持つ化学物質(ペルフルオロアルキル化合物またはポリフルオロアルキル化合物)の総称で、10,000種類以上存在するとされています。PFASのなかでも、PFOS、PFOAは、自然や人体の中で分解されにくい、体外に排出されにくい、健康に悪影響を与えやすいことから現在、製造・輸入が原則禁止されています。
PFOS・PFOAの基準等
水道水の暫定目標値
2020年4月1日に「水質管理目標設定項目」として位置づけられ、暫定目標値は「PFOS及びPFOAの合計値として50ng/L以下」とされています。
暫定目標値はなぜ50ngなの?
近年の研究で、PFOS・PFOAともに耐容摂取量20ng/kg/日(1日当たり体重1kgに対して20ngまでなら健康被害のリスクが少ない)と設定されました。
日本の水質基準等を設定する値として、体重50kg、水道水割当率10%(1日で摂取するPFOS・PFOAの内、水道水から摂取する割合)、1日当たり摂取量2Lとして算出しています。
暫定目標値
=耐容摂取量20ng/kg/日×体重50kg×水道水の割当率10%÷2L
=20×50×0.1÷2
=50ng/L
本来であれば、PFOSの基準値50ng+PFOAの基準値50ng/L=合算値100ng/Lのところを、安全側を採用し「PFOS及びPFOAの量の和として50ng/L以下」としています。
市内のPFOS・PFOA検出状況
加東市では、令和2年度より毎年8月に浄水におけるPFOS・PFOAを測定しています。測定結果はすべて5ng/L以下を記録しており、製造・輸入が原則禁止されていることを踏まえると、本市におけるリスクはかなり低いと判断しています。
関連ページ
環境省ホームページ PFOS、PFOAに関するQ&A集(ページ中段)
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更新日:2024年09月11日