院内チーム活動のご紹介
院内チーム活動の一部をご紹介します。
栄養サポート・褥瘡対策チーム
当チームは、対象患者さんの栄養管理(サポート)及び褥瘡管理を適切に行うことにより、病状の改善・合併症の予防、褥瘡の発生予防・発生後の治療、褥瘡治癒促進することを目的としたチームです。
褥瘡(じょくそう)…寝たきりなどによって、体重で圧迫されている部位の血流が悪くなったり滞ることで、皮膚の一部が赤い色味を帯びたり、ただれたり、傷ができてしまうことです。一般的に「床ずれ」とも言われています。
活動内容
栄養サポートチーム
- 入院患者さんの疾患治療を支える基盤となる栄養状態を評価し、低栄養と判断した場合に治療介入を行います。
- ひとり一人に対し、必要熱量・タンパク量・水分量を計算し、不足分をどのように補えるかを検討します。
- 各分野からの専門的情報提供を集約し、その患者さんに適した栄養摂取の手法を決定します。
褥瘡対策チーム
- 褥瘡保有患者の褥瘡状態評価
- 褥瘡状態とケア評価/スタッフへの教育・指導
- 褥瘡予防環境整備、体圧分散寝具等の検討
- 褥瘡に関するデータ管理、分析、管理
- 褥瘡対策委員会の開催
チーム回診
毎週木曜日
13時30分~回診後にカンファレンスの実施
褥瘡対策委員会
月1回開催
メンバー:医師、薬剤師、管理栄養士、言語聴覚士、臨床検査技師

チーム回診の様子

栄養補助食品
低栄養状態・食事摂取量不足等の患者さんには、身体状況に合った栄養補助食品摂取についての提案をします。

チーム回診の様子
褥瘡のある患者さんには、傷のサイズを計測・状態確認をし、処置や使用薬剤の検討などを行っています。

二次骨折予防チーム(FLSチーム)

「知らぬまに骨折」「ドミノ骨折」という言葉を聞いたことはありませんか?
骨粗鬆症は、骨がスカスカになって骨折しやすくなる病気です。特に閉経後の女性に多く、男性でも高齢になると多くなります。若い方でも食事の偏りや運動不足などの長年の生活習慣が原因でなることがあります。
高齢の方の骨折は足の付け根や背骨、手首に起きることが多く、「高齢者の三大骨折」と言われています。
骨粗鬆症は、薬の服用と食事や運動で進行を抑えることができますので、治療を継続することはとても重要です。
当院では、多様な職種のメンバーでFLSチームとして、主に足の付け根を骨折(大腿骨近位部骨折)された患者さんに、骨折を繰り返さない二次骨折予防としての生活指導や、骨粗鬆症の治療が続けれられるようにサポートします。
活動内容
医師をはじめとする多くの職種のチームで、足の付け根を骨折(大腿骨近位部骨折)された患者さんの治療計画を共有しています。
チーム会
定期的にチーム会を開催してます。
メンバー:医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師、診療放射線技師、管理栄養士、理学療法士、社会福祉士、事務職
院内研修会
院内のあらゆる職員に向けて、FLSに関する研修会を実施しています。

FLS研修スライド(一部抜粋)
※骨粗鬆症が気になる方は、当院整形外科にご相談ください。

この記事に関するお問い合わせ先
加東市民病院 医事課
〒673-1451
兵庫県加東市家原85番地
電話番号:0795-42-5511
ファックス:0795-42-4740
メールフォームによるお問い合わせ
更新日:2025年08月26日