加東市の目指す小中一貫教育
加東市の目指す小中一貫教育とは
加東市における小中一貫教育導入の目的
義務教育9年間の一貫した指導
各教科をはじめ、運動会や体育祭などの学校行事、道徳等の教育活動すべてにおいて、小学校と中学校の垣根を越えた系統性・連続性のある教育活動を行うことで、ふるさとを愛し、自らの夢に挑む自立した子どもを育成する。
めざす子ども像
ふるさと加東から未来へ
- 自ら学ぶ子
- 自他を大切にする子
- ねばり強い子
- 個性豊かな子
- 自分を活かす子
- たくましい子
取組の視点とめざす成果
確かな学力・主体的に学ぶ態度の育成
小中学校教員の相互乗り入れ授業や複数指導により、教員それぞれの持ち味を共有し、9年間の系統性を重視した教科カリキュラムによる授業を実施する。
また、小学校での教科担任制のさらなる充実を図るとともに、協同的な学習による主体的な学びや少人数学習や個別指導による基礎基本の習得、グループや学級全体による思考力・表現力等を高める学習等、発達段階に即した効果的な授業形態を展開する。
さらに、小中学校教員が共同で作成する「家庭学習の手引き」等を活用し、家庭学習の習慣化にむけ小学校1年生から9年間を通した継続的な取組を行う。
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自尊感情・思いやりの心の醸成
児童生徒の日常的な交流により、小学生は中学生を成長のモデルとしての「憧れの存在」として身近に感じ、中学生に小学生の「より良き見本でありたい」、「慕われたい」という自然な感情を抱かせる。
4・3・2制の指導区分の導入を理想とし、発達段階に、より即した節目のある教育活動を展開しつつ、児童会活動と生徒会活動を一体化した自治的な活動を通して、集団への所属欲求や承認・自尊の欲求を満たす。
その上で、特に異年齢交流や縦割り班活動の意図的・計画的な実施を通して、他者との関係の中で「人の役に立てた」「人から感謝された」「人から認められた」など、自己に対する肯定的な評価を得る体験を積ませ、自己有用感を獲得させることで自尊感情や思いやりの心を育成する。
さらに、道徳の時間で地域教材の活用を図るとともに、地域の行事や活動と学校の取組を関連付けるなど、家庭や地域での道徳的実践につなげていく。
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心身の健康増進・個性の伸長
日常的に小中学校教員が児童生徒を見守り支え、情報を共有することで9年間一貫した生徒指導が可能となる。一貫教育の新たな指導体制により、生徒指導上の問題の未然防止と早期対応を目指す。
地域人材等を活用して、発達段階に応じた系統的な学校行事を実施し、児童生徒一人ひとりの個性や能力を活かす場を意図的に設定する。
日常的な異学年交流や縦割り班活動による体育的行事を計画的に実施し、運動の習慣化を図り、体力・運動能力の向上を目指す。
学校給食を活用した交流等の体験活動を積極的に実施し、家庭や地域と連携した食育を推進することで、自らの健康の保持増進を図るとともに、「地産地消」の学校給食をさらに進め、地域の産業や自然に関心を持たせ、地域の食文化への理解を深める。
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グローバル人材の育成
中学校外国語教員、ALT(外国人英語指導助手)との協働的な授業づくりにより、小学校から発達段階に応じた英語教育を充実させ、義務教育修了時にはかんたんな英会話ができる程度の語学力を身につけさせる。
各教科の学習においてICT機器を活用したプレゼンテーション等を取り入れた授業の実施を通して、コミュニケーション能力を育成する。
外国人留学生等との交流学習を設定する等、異文化に直接触れる機会の充実を図り、異文化に対する理解を深める。
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社会的自立に向けたキャリア形成の支援
職業調べや就業体験等、系統性のある進路学習や体験活動を通して、職業観、勤労観を培うとともに、発達段階に即し将来を見据えた進路指導を充実させる。
地域人材や教育資産を活用し郷土の歴史や文化等に触れる「ふるさと学習(『かとう学(仮称)』」の実施を通して、伝統や文化を尊重し郷土への愛着を深め、よりよい社会づくりに向けて主体的に行動する態度を育成する。
さらに、児童生徒が社会とのつながりの中で自分自身を見つめ、自らの生き方や役割を考えることができるよう、家庭や地域と連携した9年間の系統的なキャリア教育を推進するとともに、防災教育、福祉教育、環境教育との関連を図る。
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加東市のめざす小中一貫教育(イメージ図) (PDFファイル: 937.0KB)
この記事に関するお問い合わせ先
加東市 教育委員会 こども未来部 小中一貫教育推進室
〒673-1493
兵庫県加東市社50番地 庁舎4階
電話番号:0795-43-0562
ファックス:0795-43-0559
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更新日:2020年01月30日