銅造菩薩立像

更新日:2017年12月28日

清水寺 銅造菩薩立像

銅造菩薩立像

読み方(ふりがな)

どうぞうぼさつりつぞう

員数

1躯

指定内容

彫刻

所有者

清水寺

所在地

加東市平木1194

指定年月日

1989年(平成元年)3月31日

公開・非公開について

普段は公開していません。

その他

境内を改修した際に老杉の株付近から出土したと伝えられる御像で、像高18cm、台座高4cmを測る金銅仏です。

頭部が躰部に比して大きく、目鼻立ちが童子のようにあどけない表情は、可憐でいかにも素朴な感じを醸し出しています。天衣が「X」字状に交差する形式は類例が乏しく珍しいものとされています。頭部に宝冠をいただき、両肩に髪を垂らし、両腕には腕釧、掌は施無畏印・与願印風に前を向け、躰部に密着させています。腕から体側に垂れた天衣は平らで、鰭状になり、連子文が意匠されています。

本例の製作時期は、三道を造らず、左右相称の造形や、後頭部に頭光という光背を付ける枘が残されている点、やや前かがみの姿で「く」の字形となる側面観に古色を示すところから、白鳳様式としては初期に位置づけられるものであろうとされています。

本例は、清水寺に残されている文化財としては、最古級のものとして、大切にお祀りされています。

地図情報

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