上鴨川住吉神社神事舞

更新日:2017年12月28日

王の舞

読み方(ふりがな)

かみかもがわすみよしじんじゃしんじまい

指定内容

無形民俗

所有者・保護団体

住吉神社神事舞踊保存会

所在地

加東市上鴨川571

指定年月日

1977年(昭和52年)5月17日

指定番号

第七十七号

公開・非公開について

普段は公開していません。

(毎年10月の第1土・日曜日に宵宮・本祭と2日かけて祭礼が行われています。)

その他

上鴨川住吉神社に奉納される舞踊で、厳格な宮座制度によって継承され、中世の田楽や猿楽に由来する形態を色濃くとどめているといわれています。現在は、毎年10月の第1土・日曜日に宵宮・本祭と2日かけて祭礼が行われています。

宵宮では、漆黒の闇の中で、境内の斎灯によって照らしだされて舞踊が演じられます。諸々の宮ごとの後に斎灯が焚かれ、割り拝殿で神楽が舞われたのち、柴燈の明かりを頼りに、舞台を境内に移して王の舞が始まります。

リョンサン舞や太刀の舞といわれる王の舞は、トリカブトに鼻高面をつけて演じられ、方固めであるとされています。その後演じられる獅子舞は境内を廻るだけに形骸化した形で残されています。田楽は太鼓、鼓、ビンササラ、チョボなどの楽器、頭にはガッソウという弊を被り、七番の舞があります。更に扇を持って舞うイリ舞を演じます。

翌日の本宮では、宵宮で披露された舞踊とともに、高足という全国的にはほとんど演舞例がない舞が演じられ、さらに、猿楽に起因するという翁舞7番が演じられています

当社の神事舞の特色は、田楽と猿楽という舞踊が宮座によって、継承されていることであるといわれており、中世期の特長を色濃くとどめた各舞踊が現代まで受け継がれていることは大変貴重です。

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