朝光寺多宝塔

更新日:2017年12月28日

朝光寺 多宝塔

朝光寺多宝塔

読み方(ふりがな)

ちょうこうじたほうとう

員数

1基

指定内容

建造物

所有者

朝光寺

所在地

加東市畑609

指定年月日

2002年(平成14年)4月9日

公開・非公開について

公開しています。

その他

平面が方形の初層の上に平面が円形の上層を重ね、宝形造の屋根を有する多宝塔です。

屋根は当初桟瓦葺であったと伝えられます。漆喰で固めた亀腹の上に建てられ、初層は三間四方、上層の軸部が円形となります。初層の周囲に縁を廻らせ、高欄が配置されています。上層の軒には扇棰を配し、組物は二手先になっています。建物の細部は和様、唐様の混ざった江戸中期頃の様式手法を示しています。

伏鉢や露盤には、池田輝政によって建立されたものを、宝永七年(1710)に再建されたことが記されており、建物の様式と矛盾しません。屋根は昭和59年(1984)に本瓦葺きに修理されました。県下でも類例に乏しい寺院建築であり、貴重な建造物といえます。

地図情報

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