朝光寺本堂

読み方(ふりがな)
ちょうこうじほんどう
員数
1棟
指定内容
建造物
所有者
朝光寺
所在地
加東市畑609
指定年月日
1954年(昭和29年)3月20日
公開・非公開について
公開しています。
その他
鹿野山朝光寺は、寺伝によると、白雉二年(651)法道仙人の開創と伝えられる寺院で、開創当初の寺地は、境内背後にそびえる丘陵上にあったらしく、山岳寺院としての姿が元であったと考えられます。現在地に寺地を移したのは平安時代末期頃と伝えられています。
本堂は、内陣に残されている旧壁板の墨書の内容により、応永20年(1413年)に建立されたことが判明しています。
構造としては、方七間に三間の向拝を設け、屋根は宝形造で本瓦葺です。内部は外陣と内陣を敷居・格子戸で画し、内陣奥には須弥壇・厨子を設置し、本尊を安置しています。全体的に和様を基調としつつも、中備の双斗や桟唐戸など、唐様と天竺様の要素を一部に採り入れた折衷様の建物となっており、室町時代初期の折衷様式建造物の典型例として位置づけられています。
本堂は、昭和12年(1937)に本格的な解体修理工事が実施されており、近年では、屋根瓦の破損や軒先の木部の劣化が確認されたことから、平成24年度から屋根葺替と木部の補修を目的とした保存修理工事が実施されています。
地図情報
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更新日:2017年12月28日