木造千手観音立像(朝光寺 西本尊)

更新日:2019年07月23日

木造千手観音立像(西本尊)

木造千手観音立像(朝光寺 西本尊)

読み方(ふりがな)

もくぞうせんじゅかんのんりゅうぞう(ちょうこうじ にしほんぞん)

員数

1軀

指定内容

彫刻

所有者

宗教法人 朝光寺

所在地

加東市畑609

指定年月日

2019年(令和元年)7月23日

規模または寸法

像高176.4センチメートル

制作年代

1251年(建長3年)~1266年(文永3年)

公開・非公開について

普段は公開していません。

その他

この御像は、朝光寺本堂宮殿内の西側部分に安置されているもので、ヒノキの寄木造りで製作されたもので、像高は176.4センチメートルを測ります。

像はやや細身で、脚部は長く、張りのある面部、衣文の作風からも鎌倉時代の特徴をよく示しています。宝冠・瓔珞・持物・本手から垂れ下る天衣・光背・台座などは後補のものとされています。

平成元年に行われた詳細調査によって、本尊を台座に差し込んで立てる左足枘(ひだりあしほぞ)に「実検了/ 長快(花押)」とする墨書があることが判明し、京都の蓮華王院(三十三間堂)の千手観音立像と共通するところから、かつてはこの像が蓮華王院に安置されていたことが分かっています。ただし、蓮華王院の仏像が当寺にもたらされた経緯については分かっておらず、いまだ謎のままです。

また、本堂の宮殿には、もともと現在の東本尊のみが安置されていたため、西本尊が納められる際に、2尊を並べ祀れるように、宮殿の構造を改変していることも調査によって判明しています。

地図情報

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